専門領域: 生物物理学
研究課題: 『細胞内エネルギー代謝可視化技術を用いた代謝と疾患の研究』
神奈川県川崎市出身.有機化学の研究をするつもりで東大農学部に進学しましたが,そこで生物の内部で多彩かつ精妙な働きをしているタンパク質に魅せられ,それ以来,東工大・阪大と研究場所を変えながらタンパク質の研究を続けてきました.当初はタンパク質が働くしくみを研究していましたが,最近ではタンパク質の働きを利用して,生物内部の情報,特にエネルギー物質の分布と動きを高い空間分解能と時間分解能で可視化するための技術を研究しています.生体内のエネルギー物質を「視る」ことにこだわり,環境の変化に応答して生物が自らのエネルギー代謝状態を適応させるしくみを明らかにします.