GL:グローバル型(従来型)
TT:部局連携型(卓越研究員型)
専門領域: 有機化学
研究課題: 含遷移金属人工酵素の創出
受入先部局: 薬学研究科
直前所属: 公益財団法人 乙卯研究所
有機化学は炭素、窒素、酸素、水素、硫黄、リン, ハロゲンなどの元素からなる有機化合物を扱う研究分野です。わずか30ほどの元素からなる有機化合物であっても、その結合様式の組み合わせによって1那由他以上もの化合物が存在し得ます。自由自在に元素を繋げて分子を合成するプロセスに、幼少期の頃に熱中したブロック遊びに似た面白さを覚え、迷わず有機合成化学系の研究室を選択しました。2016年に京都大学薬学部で博士号を取得して以降、カリフォルニア大学バークレー校、京都大学大学院工学研究科、乙卯研究所を渡り歩き、多岐にわたる有機化学の研究に従事してきました。白眉プロジェクトでは、これまでの研究で得た経験を基に、遷移金属錯体が有する多彩な結合形成能と天然酵素が有する高い選択性・特異性を兼ね備えた人工酵素の創出に挑戦します。