2018年度年次報告会(2019年3月15日/古瀬祐気)

2019年3月15日に、2018年度白眉プロジェクト年次報告会が京都大学学術研究支援棟で開催され、白眉センター内外から多くの聴衆にご来場いただきました。文系理系・古株新顔・男性女性・日本人外国人とさまざまな背景をもった5名の現役白眉研究者が登壇し、最先端の研究成果や、研究に対するそれぞれの哲学などを紹介しました。わたし(8期古瀬)は、アフリカにおける感染症対策の現状、6期上峯は日本考古学の抱える課題と将来性、9期Rudolphは二酸化炭素放出削減のための世界戦略の提唱、7期雨森は意思決定や感情に関わる神経メカニズムを解明するための動物実験モデル、9期Kamranzadは波力発電の可能性とそれに気候変動が与える影響を報告しました。さらに特別講演として、京都大学高等研究院の斎藤通紀先生に、生殖細胞の性質や特徴に関する多彩なアプローチを用いた研究の展開とその成果についてお話を頂戴しました。多くの白眉研究者と同年代である斎藤先生のご活躍は、非常によい刺激となりました。

また、懇親会ではそれぞれが親睦を深めるとともに次年度以降のさらなる飛躍を誓い、盛会のうちに終えることができました。

(ふるせ ゆうき)