第2回白眉の日(2013年8月3日/山崎正幸)
白眉研究者は、互いの出会いにどれだけ知的好奇心や喜びを掻き立てられようとも、5年のうちに去らなければならない運命を背負っています。だからこそ、離職者も含め、全員で集まれる悠久の場所があっても良いじゃないか!そんな想いが、夏のひと時「白眉の日(8月9日)」に集約されています。今年度は、8月3日(土)にKKR京都くに荘にて、第2回「白眉の日」を祝うイベントが開催されました。

今回もちょっとしたサプライズ、THE BOOMの『風になりたい』を選抜メンバーが唄い踊るというオープニングから始まりました。続いて、離職者の前田理、村田陽平両氏より、白眉プロジェクト在籍時の研究成果とその後の展開について講演が行われました。化学反応を理論計算で詳らかにする前田氏の斬新な試みや、世の中の空気感と社会のあり方に対する村田氏の問題提起に、改めて新鮮さを感じました。さらに、伏木亨前センター長による特別講演。「おいしさ」を最先端のサイエンスによって追究した25年の道のりには深い感銘を覚えました。互いに方向性の異なる3つの講演、そのいずれの質疑応答においても時間が足りなくなるほど盛り上がってしまう、これが白眉の面白さでではないでしょうか!休憩時間にも、ゲームを交えながら楽しく交流を深めました。
夜には、白眉研究者の家族も一緒になって総勢70名によるBBQ大会、花火大会が開催され、今年も、温かく、爽やかで、笑顔こぼれる、素敵な時間を過ごしました。「白眉の日」のイベントは、来年度も8月9日頃開催される予定です。
(山崎 正幸・やまさき まさゆき)