第1回 白眉・伯楽交流会(2013年2月1日/江間有沙)

「われわれが選んだ人たちは、正しいのか」
「伯楽委員はどのような基準で採用しているのか」

伯楽委員と白眉研究者の素朴な疑問から、2月1日、東京の学士会館で白眉・伯楽交流会が開催されました。

交流会は、1期の齊藤博英氏、2期の山﨑正幸氏によるダブル司会のもと、田中センター長の挨拶により、開会しました。

齊藤氏と山﨑氏の司会で交流会開始

前半ではまず、齊藤氏から白眉の活動報告がなされました。発表論文数など個々人のアカデミックな成果報告だけではなく、合宿やシンポジウムの企画などコミュニティとしての活動報告があるのも白眉ならではの特徴でした。続いて、白眉研究者に対して行われた、白眉プロジェクトに対するアンケート調査結果と、心理学尺度を用いた性格や価値観の調査結果がそれぞれ山﨑氏、1期の佐藤弥氏から発表されました(調査結果はP6~7の特別コラムに掲載)。いずれの結果においても白眉研究者は幸福度が高いというのが印象的でした。

ワークショップでの交流の様子

後半では、3期の江間の司会のもと、「「白眉」の枠組みを考える」、「白眉と伯楽で考える2050年」という2つのテーマで語り合っていただくワークショップを行いました。白眉と伯楽あわせて5-6名で1テーブルを囲む形式にし、なるべく多くの白眉と伯楽の方が交流を持ってもらえるようにと、各ワークショップの途中で1回ずつ、席移動の機会をを設けたところ、話が盛り上がってしまって、移動をお願いするのが大変な場面もありました。

今年度の白眉イベントは、音楽演奏が入るのが定番となっていますが、今回は江間のバイオリン演奏がありました(上写真)。

意見交換会では松本紘総長からご挨拶をいただき、来賓として文部科学省高等教育局長の坂東久美子氏(下写真左)にもお越しいただきました。また、伯楽を代表して數土文夫JFEホールディングス(株)相談役(下写真右) に乾杯のご発声をいただきました。

今回の交流会を通して、参加された松本総長と伯楽委員17名、そして白眉研究者25名それぞれが、冒頭の疑問に対する答えの糸口を見つけられたのではないかなと思います。

(江間 有沙・えま ありさ)